Python開発入門4 Pythonの条件文を解説:if、elif、elseの基本から応用まで

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はじめに

プログラムの中で「条件によって処理を変える」ことは非常に重要です。Pythonでは、if文else文などの条件文を使うことで、プログラムの挙動を柔軟に制御できます。本記事では、Pythonの条件文について基礎から応用までをわかりやすく解説します。

これからPythonを学ぶ初心者や、条件文の使い方を復習したい方に向けて、具体的なコード例や活用方法も交えながら説明していきます。

条件文とは?

条件文とは、特定の条件を満たすかどうかによって、プログラムが実行する処理を切り替えるための構文です。Pythonでは主に以下の3つのキーワードを使用します。

  • if:条件が真(True)の場合に実行される処理。
  • elif:複数の条件を指定する場合に使用。
  • else:すべての条件が偽(False)の場合に実行される処理。

Pythonの基本的な条件文の構文

以下は、Pythonの条件文の基本的な構文です。

if 条件式:
    # 条件式がTrueの場合に実行されるコード
elif 別の条件式:
    # 条件式1がFalseで、条件式2がTrueの場合に実行
else:
    # すべての条件がFalseの場合に実行

基本的なif文の例

if文だけの場合

条件が真の場合にだけ処理を実行します。

age = 20
if age >= 18:
    print("成人です")

出力:

成人です

if-else文

条件が真の場合と偽の場合で、異なる処理を実行します。

age = 16
if age >= 18:
    print("成人です")
else:
    print("未成年です")

出力:

未成年です

if-elif-else文

複数の条件をチェックして、最初に満たした条件の処理を実行します。

score = 75
if score >= 90:
    print("優秀")
elif score >= 70:
    print("合格")
else:
    print("不合格")

出力:

合格

条件式の書き方

Pythonでは、条件式に論理演算子や比較演算子を使うことができます。

比較演算子

演算子意味
==等しいx == 10
!=等しくないx != 10
>より大きいx > 5
<より小さいx < 5
>=以上x >= 5
<=以下x <= 5

論理演算子

演算子意味
andすべての条件が真x > 5 and x < 10
or少なくとも1つの条件が真x < 5 or x > 10
not条件が偽であれば真を返すnot x > 10

ネストされた条件文

条件文の中に条件文を記述することができます。

age = 20
gender = "male"

if age >= 18:
    if gender == "male":
        print("成人男性です")
    else:
        print("成人女性です")
else:
    print("未成年です")

出力:

成人男性です

条件式を1行で書く

Pythonでは、条件式を1行で記述することができます(三項演算子)。

age = 20
message = "成人です" if age >= 18 else "未成年です"
print(message)

出力:

成人です

条件文の実践的な例

以下は、条件文を使用した実践的な例です。

偶数と奇数の判定

number = 7
if number % 2 == 0:
    print("偶数です")
else:
    print("奇数です")

出力:

奇数です

リスト内の特定の値をチェック

fruits = ["apple", "banana", "cherry"]
if "banana" in fruits:
    print("バナナが含まれています")
else:
    print("バナナはありません")

出力:

バナナが含まれています

スコアに応じた評価

score = 85
if score >= 90:
    print("Aランク")
elif score >= 80:
    print("Bランク")
elif score >= 70:
    print("Cランク")
else:
    print("不合格")

出力:

Bランク

条件文を使う際の注意点

  1. インデントに注意:Pythonではインデントが必須です。正しくインデントしないとエラーになります。
  2. 条件式を適切に記述する:論理演算子(and, or)を使う際は、条件が複雑になりすぎないように注意してください。
  3. 可読性を重視する:ネストが深くなりすぎないように設計しましょう。

まとめ

Pythonの条件文を使うことで、プログラムの挙動を柔軟に制御することができます。基本的なifelifelseの使い方を理解し、比較演算子や論理演算子を組み合わせることで、より高度なロジックを構築できるようになります。

この記事を参考にして、Pythonの条件文を使ったコーディングに挑戦してみてください!

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