高速トランザクション https://techgrowup.net エンジニアを強くする Sat, 05 Apr 2025 05:36:12 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.9.1 https://techgrowup.net/wp-content/uploads/2021/05/hp-icon-150x150.png 高速トランザクション https://techgrowup.net 32 32 次世代ブロックチェーン「TON (The Open Network)」の仕組みと開発手法を解説!高速性・スケーラビリティ・実装例まで https://techgrowup.net/blockchain-ton/ https://techgrowup.net/blockchain-ton/?noamp=mobile#respond Sat, 05 Apr 2025 05:36:10 +0000 https://techgrowup.net/?p=2727 はじめに

ブロックチェーンはビットコインやイーサリアムをはじめとして多様な形で進化を遂げていますが、その中でも TON (The Open Network) は特に高性能かつユーザーフレンドリーな分散ネットワークを目指すプロジェクトとして注目を集めています。元々は Telegram の開発チームが携わっていたことで知られ、現在はコミュニティ主導で開発が続けられている「次世代ブロックチェーン」の一つです。

TON公式ドキュメントでも紹介されているように、TONはマルチシャーディングや**TVM(TON Virtual Machine)**など独自の技術を取り入れ、高速トランザクションと優れたスケーラビリティを実現しようとしています。本記事では、その技術的特徴やスマートコントラクト開発の流れ、コードサンプルを交えつつわかりやすく解説していきます。また、TONが狙うユースケースや今後の展望にも触れ、ブロックチェーンのさらなる発展を考えるうえでの一助となる情報をまとめました。

TONの背景と特徴

Telegramとの関係

TONは当初、メッセージングアプリで有名なTelegramが取り組んでいた「Telegram Open Network」として開発されていました。しかしながら、米SECとの法的問題により Telegram が開発を断念し、その後コミュニティがプロジェクトを引き継ぐ形でThe Open Networkとして生まれ変わりました。
現在では Telegram とは直接的な関係は薄くなっているものの、TONのエコシステムには Telegramユーザー向けのウォレットやBotなどが存在し、利便性を活かしたアプリケーション開発が盛んに行われています。

高速トランザクションとマルチシャーディング

TONが特に強調するのは、マルチシャーディングにより理論上ほぼ無制限にスケール可能なアーキテクチャです。従来のブロックチェーンは1つのチェーンでトランザクションを順番に処理するため速度が頭打ちになりやすいですが、TONではブロックチェーンを多数のサブチェーン(シャード)に分割し、並行処理を実現します。
また、ブロック生成や合意形成においてWorkchainShardchainを組み合わせた仕組みを採用し、数秒レベルでのトランザクション承認と大量のTPSを狙う設計となっています。

TVM(TON Virtual Machine)

イーサリアムにはEVM、SolanaにはSealevel、というようにブロックチェーンにはそれぞれ独自のスマートコントラクト実行環境があります。TONの場合は**TVM(TON Virtual Machine)**と呼ばれるバーチャルマシンを採用し、TL-Bという独自のバイトコード形式でスマートコントラクトを動作させます。
このTVMが分散型ネットワーク上でプログラムを実行し、状態を更新する点はEVMなどと似ていますが、スケーラビリティを重視した作りやマルチシャーディングとの連携が大きな違いとして挙げられます。

TONの技術概要

シャーディング構造

ワークチェーン(Workchain)

TONではWorkchainという概念がメインチェーンのような役割を果たします。Workchainは複数存在する可能性があり、それぞれが異なるルールや仮想マシンを持つことができますが、基本的にはMasterchain(マスターとなるチェーン)が全体の状態やコンセンサスを管理し、WorkchainがDAppやトランザクションを実行するイメージです。

シャードチェーン(Shardchain)

Workchain内のトランザクション負荷が高まると、シャードチェーンが自動的にスケールアウトし、ネットワーク全体で並行してトランザクションを処理します。これにより、ユーザー数やDApp数が増えても性能を維持しやすいとされています。

コンセンサスメカニズム

TONはPoS(Proof of Stake)に近い仕組みを取り入れています。ValidatorノードがTONコインをステークしてバリデーションを行い、ブロック生成の報酬を得る形です。
さらに、FiftやFunC
といった言語でスマートコントラクトを開発し、バリデータはブロックを承認しながら不正防止のためにマスターchainと同期をとる設計が組み合わされています。

トランザクション手数料

TONは安価な手数料を目指しており、設計上の高速処理能力と合わせて、実際の使用感でユーザーが煩わしいガス代を気にしにくいようになるのが理想とされています。DeFiやNFTなど大量のトランザクションを伴うユースケースでは、この低手数料が大きなアドバンテージになるでしょう。

スマートコントラクト開発の流れ

言語:FiftとFunC

TONのスマートコントラクトは主にFiftFunCという言語で記述するアプローチが紹介されています。

  • Fift:アセンブリに近い言語で、オンチェーンのローレベルコマンドや、初期の開発向けツールとして提供されてきた
  • FunC:より高級な言語で、TVM上で動作するコントラクトを記述しやすくする

これらの言語でコンパイルしたコードはTVMバイトコードとなり、TONブロックチェーンにデプロイされます。RustやC++など他言語を用いたアプローチも検討されているものの、正式にサポートされるのはまだ途上との印象があります。

簡単なFunC例

以下はFunC言語を使った非常にシンプルな「Hello TON」コントラクトのイメージ例です(実際には詳細なシンタックスや構文が異なる場合があります)。

;; sample.fc
;; A minimal FunC contract

import "stdlib.fc";

int main() {
  ;; This function might just log a message or store data
  ;; Implementation details will vary
  ;; We'll simply return 0 as a placeholder
  return 0;
}

このコードをコンパイルして、TVMバイトコードに変換し、TONネットワークへデプロイすることでコントラクトが動作します。実際にはGitHub上にあるtonlabs系のツールなどを使ってビルド&デプロイを行います。

デプロイとコール

デプロイしたコントラクトを呼び出すには、ton-cli等のコマンドラインツールや、tonwebのようなライブラリが活用されます。例えば、tonwebならJavaScript/TypeScriptからTONノードへRPC接続し、コントラクトのメソッドを呼び出すことが可能です。

コードサンプル:tonwebでウォレットを生成

下記はJavaScript(Node.js)環境でtonwebライブラリを使い、ウォレットを生成する簡単な例です。

const TonWeb = require('tonweb');

// Ton testnet API
const tonweb = new TonWeb(new TonWeb.HttpProvider('https://testnet.toncenter.com/api/v2/jsonRPC'));

// Generate a new key pair
const keyPair = TonWeb.utils.newKeyPair();
console.log("Generated public key:", TonWeb.utils.bytesToHex(keyPair.publicKey));
console.log("Generated secret key:", TonWeb.utils.bytesToHex(keyPair.secretKey));

// Create a wallet contract
const WalletClass = TonWeb.wallet.all['v3R2'];
const wallet = new WalletClass(tonweb.provider, {
  publicKey: keyPair.publicKey,
  wc: 0
});

// Get wallet address
wallet.getAddress().then(address => {
  console.log("Wallet address:", address.toString(true, true, true));
});
  • tonwebが提供するAPIを通じて、TONネットワークへRPC接続
  • newKeyPair()で秘密鍵と公開鍵を生成
  • 指定のウォレットバージョン(v3R2など)でコントラクトインスタンスを作成
  • getAddress()を呼ぶことでウォレットのアドレスを取得

このように、Web系開発者には比較的馴染みやすいNode.js上での操作が可能です。

ユースケースと事例

DeFi

SolanaやEthereumに比べると発展途上ではありますが、TONでも分散型取引所(DEX)やステーブルコインなどのDeFiプロジェクトが次々と出現しています。高速処理と安価な手数料を背景に、大規模ユーザーの獲得を目指す試みが続いています。

NFTとゲーム

NFTマーケットプレイスやブロックチェーンゲームもTON上で展開する動きがあります。Telegramとの親和性が高いという背景もあり、大量のユーザーに対してスムーズなUXを提供しやすいというメリットがあります。

Telegramボットとの連携

Telegramが提供するBot APIと連携して、TONウォレット機能を備えたBotなどが存在します。ユーザーはチャット内で簡単にTONコインを送受信できたり、NFTを扱えたりするなど、メッセージングとブロックチェーンのシームレスな融合が期待されています。

TONのメリットと課題

メリット

  1. 高い処理能力(TPS)
    マルチシャーディングやPoSアーキテクチャにより、大量のトランザクションを処理できるポテンシャル
  2. 安価な手数料
    大量ユーザーや大量DApp向けにスケーラブル
  3. ユーザーフレンドリー
    Telegramとの親和性やツールの整備が進むことで、より直感的なDApp体験が期待される

課題・懸念

  1. 分散性
    高スループットを実現する一方で、ノード要件や運営主体などで分散性がどこまで保たれるか
  2. まだ成熟途中
    EthereumやSolanaに比べDAppエコシステムが若く、ツールや開発者コミュニティがこれから拡充する段階
  3. 過去のTelegramとの紛争
    SECとの法的問題などからTelegram本体が撤退した経緯があり、長期のガバナンス体制がどうなるか

まとめ

TON(The Open Network)は、元Telegram開発チームが起源となり、コミュニティに引き継がれた形で進化する高性能ブロックチェーンプロジェクトです。独自のシャーディング設計やTVMなどの要素によって高速トランザクションと低手数料を実現し、以下のようなメリットをもたらします。

  • 高速かつ安価なトランザクション
  • Telegramとの親和性によるユーザーフレンドリーな環境
  • 複数のシャードマルチワークチェーンによる高いスケーラビリティ
  • スマートコントラクト実行に特化した独自バーチャルマシン(TVM)

一方で、分散性やノード要件、エコシステムの成熟度、法的背景などの課題も残されています。それでもDeFiやNFT、ゲームなどの実用アプリが着実に登場し、開発者コミュニティやユーザーを巻き込みながら成長を続けていることは確かです。
もしTONでDAppを構築したい場合は、FiftFunC言語、あるいはtonwebライブラリなどを活用して開発し、RustやC++にも一部対応が進んでいます。TelegramBotとの連携や複雑なオンチェーン・オフチェーンのハイブリッドユースケースにも期待が寄せられる今後、TONがブロックチェーンの主流のひとつとして台頭してくるか注目してみてはいかがでしょうか。

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超高速ブロックチェーン「Solana」の仕組みを解説!特徴から開発手法までわかりやすく紹介 https://techgrowup.net/blockchain-solana/ https://techgrowup.net/blockchain-solana/?noamp=mobile#respond Mon, 31 Mar 2025 23:00:00 +0000 https://techgrowup.net/?p=2722 はじめに

イーサリアムやビットコインなど、さまざまなブロックチェーンが存在する中で、高速なトランザクション処理低手数料を実現する次世代ブロックチェーンとして注目を集めているのが「Solana(ソラナ)」です。
Solana公式ドキュメントでも言及されるように、Solanaは独自の合意形成アルゴリズムである**Proof of History(PoH)**や、並列処理を可能にする設計で大規模アプリケーションを支える基盤として急速に成長しています。本記事では、Solanaの基本構造や特徴をわかりやすく整理し、実際の開発フローやコードサンプルを交えながら、DeFiやNFTなどのユースケースを含めて丁寧に解説していきます。

Solanaの概要

高速&低手数料のブロックチェーン

Solanaは、ブロックチェーン上で**数千~数万TPS(Transactions Per Second)**のスループットを目指す設計となっています。その高速性と低コストを両立するために、以下のような技術的特徴を持ちます。

  1. Proof of History(PoH)
    時間の順序を暗号的に証明することで、ネットワーク全体が合意する際の手間を減らす仕組み
  2. Tower BFT
    PBFT(Practical Byzantine Fault Tolerance)を改良したコンセンサスアルゴリズム
  3. パイプライン処理(Pipeline)
    取引の検証・集計を並列的に行い、リソースを効率よく使用する
  4. Sealevel
    スマートコントラクトの実行を並列化するモデル
  5. Turbine
    ブロックデータを小さなパケットに分割し、ネットワーク全体へ効率的にブロードキャスト

これらを組み合わせることで、Solanaは理論的には数万TPSを処理可能とされています。実際にネットワーク稼働中には数千TPSを超える場面がしばしば確認され、DeFiやNFTの盛り上がりも相まってエコシステムが急速に広がっています。

独自トークンSOL

ネットワークのネイティブトークンとしてSOLがあり、以下の用途に使われます。

  • トランザクション手数料支払い
  • ステーキングによるノード運営のインセンティブ
  • ネットワークガバナンス(将来的にはさらなる役割が期待されている)

SOLの価格は市場で変動し、多くの暗号通貨取引所で売買されています。システム負荷が低く、手数料が格段に安い点が、開発者とユーザーの両方から支持を受ける理由のひとつです。

Solanaの技術要素

Proof of History(PoH)とは

従来のブロックチェーンは、ブロックを生成するたびにタイムスタンプや合意形成を繰り返すため、TPSの向上や同期が制約を受けやすい課題がありました。
SolanaのProof of Historyは、暗号的な手法で時間の推移を証明し、各ノードが共通の時系列を参照できるようにする革新的なアイデアです。具体的には、Verifiable Delay Function(VDF)を利用し、連続的なハッシュ計算の結果がチェーン上に記録される形で時間を証明します。

仕組みの例
  1. ノードAがあるハッシュ関数の連続計算(例えばSHA-256のような関数の繰り返し)を実行し、その結果を次々と記録
  2. 各ステップの結果をチェーンに書き込み、後のノードはその結果を検証することで「何回連続計算が行われたか」を確認
  3. これにより、中央に時計を置かなくても時系列をみんなが合意可能となり、トランザクション処理を高速化できる

Tower BFTコンセンサス

PoHが時間の順序を証明する仕組みを提供し、コンセンサスの前段として機能する一方、Tower BFTは実際にブロックを最終化するコンセンサスアルゴリズムです。Tower BFTは、PoHによって得られる時系列情報を活用し、ノード間の投票やコミットを効率よく行えるようにしているのが特徴です。

パイプライン(Pipeline)とSealevel

パイプライン処理(Pipeline)

Solanaは受け取ったトランザクションを段階的に処理(検証、署名確認など)し、それぞれの段階を並列で走らせるパイプラインモデルを採用しています。CPUやGPUリソースをうまく活用できる設計で、高いTPSを実現する要因のひとつです。

Sealevel:並列スマートコントラクト

イーサリアムなどの従来型スマートコントラクトは、1つのコントラクト呼び出しを単一スレッドで実行することが多いです。これに対し、SolanaのSealevelは、複数のコントラクト呼び出しを並列で実行できるモデルを持ちます。トランザクションが異なるアカウントやリソースを使うなら、同時に処理しても問題ないという発想です。

Solanaでのスマートコントラクト開発

開発言語:RustやC、C++

Solanaのプログラム(いわゆるスマートコントラクト)は、主にRust言語で開発する例が増えています。CやC++も利用可能ですが、Rustはメモリ安全性と高速性を兼ね備えており、Solanaエコシステム全体で標準的な選択肢として人気です。

アーキテクチャ:プログラムとアカウント

Solanaでは、**「プログラム」と呼ばれる実行可能コードをチェーンにデプロイし、各ユーザーやコントラクトの状態は「アカウント」**という形で保持されます。アカウントには鍵があり、トランザクションはアカウント上のデータを更新する権限をチェックしながら実行される仕組みです。

例:シンプルなRustプログラム構成
#[program]
mod hello_solana {
    use super::*;

    pub fn say_hello(ctx: Context<SayHello>) -> ProgramResult {
        msg!("Hello, Solana!");
        Ok(())
    }
}

#[derive(Accounts)]
pub struct SayHello {}

この例はAnchor(Solana用フレームワーク)を使って非常にシンプルなプログラムを示しています。#[program]でマークされたモジュールがスマートコントラクトのエントリーポイントとなり、say_helloという関数が呼び出されると“Hello, Solana!”というログを出力するだけです。

Anchorフレームワーク

AnchorはSolanaでの開発を容易にするためのRustフレームワークで、エラー処理やアカウントのシリアライズなどを自動的に支援します。デプロイやテストもCLIコマンドで簡単に行えるため、初学者からプロまで幅広い層が利用しています。

ユースケースと実例

DeFi(分散型金融)

Solanaの高速・低手数料を活かし、SerumRaydiumなどのDEX(分散型取引所)が台頭。オンチェーンオーダーブックを採用しながらも、数千TPSの処理が可能である点が大きな特徴です。
ステーブルコインや貸し借りプロトコルも生まれ、EVMチェーン(イーサリアム互換チェーン)とは異なる独自エコシステムが発展しています。

NFTとゲーム

MetaplexをはじめとしたNFTプラットフォームがSolana上に構築され、大規模発行や取引を安価に処理できるとして人気です。Degenerate Ape Academyなど、Solana由来のNFTプロジェクトも多くの投資家・ユーザーを集めています。
また、並列処理やリアルタイム性を活かしたブロックチェーンゲームの開発にも適しており、Hyper-fastなトランザクションがゲーム内経済でスムーズに機能する例が増えています。

企業向け・高頻度取引

Solanaの高TPS特性は、**高頻度取引(HFT)**のような一部の金融ユースケースでも注目されています。取引所レベルのオーダーマッチングや決済をオンチェーンで行うには、遅延やガス代が問題になるのが普通ですが、Solanaなら比較的リアルタイム性を担保しやすいと言われています。

セキュリティと課題

ノードのハードウェア要件

Solanaは高スループットを達成するためにノードに要求するスペックが高めです。大量のトランザクションを処理・検証し、PoHの計算も行うため、CPUやメモリ、ネットワーク帯域への負荷が大きい面があります。
これが結果的にバリデータの集中化を招く可能性も指摘され、「本当に分散化が保たれるのか?」という議論が絶えません。

ネットワーク負荷と安定性

一時的にトランザクションが急増した際、Solanaネットワークが混雑してダウンタイムを経験した事例もあります。開発チームはアップグレードを通じて対策を進めていますが、高速化と安定性の両立は依然として注意深く観察が必要なポイントです。

トークン集中度

SOLトークンが大規模投資家やファウンダーに大量保有されているとの指摘もあり、ガバナンスやステーキングの観点である程度の中央集権があるのではないか、という批判も存在します。逆に言えば、安価な手数料や素早いアップグレードが可能という利点もあります。

コード例:Solanaプログラム(Rust)概念

以下は、Anchorを使わずにRustでSolanaプログラムをざっくり示す例です。(実際にはborshsolana_programなどのクレートをインポートする必要があります)

use solana_program::{
    account_info::{next_account_info, AccountInfo},
    entrypoint,
    entrypoint::ProgramResult,
    pubkey::Pubkey,
    msg,
};

entrypoint!(process_instruction);

fn process_instruction(
    program_id: &Pubkey,
    accounts: &[AccountInfo],
    instruction_data: &[u8],
) -> ProgramResult {
    msg!("Solana Program Example!");
    let account_iter = &mut accounts.iter();
    let account = next_account_info(account_iter)?;
    // ここで account の情報を読み書きし、何らかのロジックを実行

    Ok(())
}
  • entrypoint!で指定されたprocess_instructionがメインの処理入り口
  • accounts配列やinstruction_dataに応じてロジックを実行し、結果をOk(())で返す
  • msg!マクロを使うとログにテキストが表示され、デバッグや状況把握ができる

このように素のRustでの開発も可能ですが、多くの場合Anchorなどの上位フレームワークを利用することで作業効率が向上します。

今後の展望とまとめ

Solanaがもたらす可能性

Solanaは高い処理能力と低コストをアピールポイントに、DeFiやNFT、ゲーム、Web3企業用途など幅広い分野に進出しています。その独自アーキテクチャ(Proof of History + Tower BFT + Pipeline + Sealevel)が、既存チェーンとは異なるエコシステムを形成し、ユーザーと開発者を集めつつあるのが現状です。

課題と注目点

  1. 分散性と高スペック要件
    ネットワーク参加に高いハードウェア要件を課すため、バリデータ分散がどう維持されるか
  2. 安定稼働とアップグレード
    過去に大規模障害が発生した事例もあり、ソフトウェアの成熟度やアップグレード手順が注目される
  3. マルチチェーン時代との競合
    イーサリアムレイヤー2や他の高性能チェーンとの競争の中で、Solanaの差別化が続くかどうか

まとめ

Solanaは超高速ブロックチェーンとして大きな注目を集めており、Proof of Historyに代表される独特の仕組みと、Rustを活用したプログラム開発モデルが特徴です。DeFiやNFTでの導入例が増え、実際に高トランザクション処理を支える技術力を示してきました。
一方で、高性能を優先した設計ゆえのノード要件や分散性への懸念、ネットワーク障害のリスクなど、解決すべき課題も抱えています。それでもSolanaは活発な開発コミュニティと投資家の支持を得ており、低手数料と高速性が不可欠なアプリケーションを目指すプロジェクトにとって有力な選択肢となりうる存在です。

もしSolanaでDAppを構築したい場合は、RustAnchorフレームワークを学習して、オンチェーンプログラムの実装方法を理解することが第一歩。エコシステム内のDeFiやNFTプラットフォームを試しながら、Solanaが提供するユニークな高スループット環境を体感してみるとよいでしょう。今後もアップグレードとエコシステム拡大が進む中で、SolanaがWeb3の主要なプラットフォームの一つとなっていく可能性は十分にあります。

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