はじめに
本記事では、20代のうちに周りと差をつけるためにに取っておきたい資格を紹介しています。全エンジニア共通で持っておきたい資格から、皆さんの技術領域に合わせてオススメの資格を記載しています。
全ての資格を取る必要はありませんが、自らのスキルを証明することや、スキルアップのためにぜひ資格に挑戦してみてください。もし新しい技術領域に挑戦したい場合は、これらの資格を参考に挑戦してみることで転職時に有利になりますので、見てみてください。
また、エンジニアになりたい、もしくは入社1年目などのような方は下記記事を見てみてください。
【全エンジニア共通】基本情報技術者試験/応用情報技術者試験
まず、最も広く知られており、情報処理としてITシステム全般を学ぶことができる試験です。こちらは全エンジニアが持っておくべき資格となり、業務をしていく上でもIT用語を理解するために必須となる試験です。
基本情報技術者試験
この試験ではIT製品・サービスを構築するために、上位者の指導の下に、クライアントの課題に対して、ITシステムの戦略立案に参加できることを目的としています。
試験内容としてはITエンジニアとして一般的な内容が問われ、基礎的な知識を固めるための役割を持つため、基礎知識を持っていることの証明になります。多くの会社で入社1,2年で取得することが義務付けられる会社も多いかと思いますが、持っていない方は3年目ぐらいまでには必ず取っておきましょう。
合格率 | 平均合格年齢 |
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25%前後 | 25歳前後 |
応用情報技術者試験
この試験は高度IT人材となるために必要な応用的知識・技能を持ち、独力でITソリューション・製品・サービスを実現する業務に従事することを目的としています。
基本情報技術者試験のワンランク上の試験となっており、内容としても難しい知識が問われる試験となっています。
基本情報技術者試験の合格年齢と比較しても、基本的なIT知識を身につけてから、4年ほど実務などで経験を積んでから合格される方が多い印象です。逆に言うと20代前半ぐらいで取っておくと、周りとかなり差を付けられますので、ぜひ取っておきましょう。
合格率 | 平均合格年齢 |
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20%前後 | 29歳前後 |
【DBエンジニア向け】Oracle Master Gold/データベーススペシャリスト
Oracle Master Gold
Oracle Master Goldは日本オラクル社が実施している、Oracle Databaseに関する試験となります。オラクル製品のバージョン毎に資格があり、Bronze、Silver、Gold、Pratinumの順に難しい資格です。
今回紹介する資格としては、Oracle Master Goldで上から2番目に難しい資格で、データベースに関する、バックアップや障害診断、マルチテナント・コンテナなどの幅広く難しい試験となり、かなり実務よりの試験でもあります。
合格率や平均年齢などは公表されていませんが、Oracle製品に関わっていきたいDBエンジニアはぜひ取っておきましょう。
データベーススペシャリスト
Oracle Master GoldはOracle製品という限定がついていますが、データベーススペシャリストはIPA(情報処理推進機構)が運営している資格で、応用情報技術者試験の1つ上のランクと位置付けられています。
データベースを構築する上での要件定義・開発・運用・保守まで高度な知識が問われる試験ですが、Oracleのように特定のDBに依存せず、データベースの知識が問われます。
こちらもOracle Goldと同様にかなり難しい試験となっていますが、DBエンジニアであれば20代のうちに取っておきたい資格となります。
合格率 | 平均合格年齢 |
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15%前後 | 32歳前後 |
【NWエンジニア向け】CCNP/ネットワークスペシャリスト
CCNP
CCNPはCiscoが運営する資格で、Cisco製品に関して、デュアルスタック、仮想化、インフラ、QoSなどネットワークに関する問題が出題されます
CCNPとしてCCNAというワンランク簡単な資格もありますが、Cisco製品を実務として利用されているNWエンジニアであれば、20代のうちには取得しておくと良いでしょう。
合格率 | 平均合格年齢 |
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10-20%前後 | 28歳前後 |
ネットワークスペシャリスト
こちらもデータベーススペシャリストと同様にIPA(情報処理推進機構)が運営している資格で、ネットワークスペシャリストは応用情報技術者試験の1つ上のランクと位置付けられています。
ネットワークを構築する上での要件定義・開発・運用・保守まで高度な知識が問われる試験ですが、Ciscoのように特定のNW製品に依存せず、ネットワークの知識が問われます。また、ネットワークとセキュリティは切っても切れない関係なので、セキュリティ周りの問題も多数出題されます、
現在コロナ下でネットワークの重要性はかなり高まってきていますので、NWエンジニアであれば20代のうちに取っておきたい資格となります。
合格率 | 平均合格年齢 |
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14%前後 | 33歳前後 |
【クラウドエンジニア向け】AWS認定/GCP
AWS認定 Solution Architect Professional
AWSとはAmazon Web Serviceの略で、最近有名になってきた資格ではありますが、今やクラウドはどんなシステムにも使われるようになってきています。
試験内容としては、AWSのテクノロジー・サービスを利用して安全で堅牢なアプリケーションを構築することや、要件に基づきアーキテクチャを設計できることを検証する試験となっています。
1つレベルの低い資格として、「ソリューションアーキテクト アソシエイト」という資格もありますが、実務で20代で周りと差をつけていくためにはプロフェッショナルレベルを持っておくと良いでしょう。平均年齢は高いですが、クラウドという領域が出てきたのが最近という特徴もあるかと思います。
合格率 | 平均合格年齢 |
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不明 | 39歳前後 |
Google Professional Cloud Architect
AWSはAmazonが出している資格でしたが、こちらはGoogleが出しているクラウドサービスの資格となります。AWSと内容自体は似ており、AWS認定資格と同様にGoogleのテクノロジー・サービスを利用して堅牢なシステムを構築できることを検証する試験となっています。
AWSとGCPは似ている点があるのと、会社によって利用しているクラウドは違うと思いますので、AWSとどちらか一方でいいと主ますので、どちらかを極められるように取得に挑戦してみましょう。
【Webエンジニア向け】PHP技術者認定-上級
Webエンジニアの場合には、とにかくプログラミングをして、サービスを作るという経験が最も大事だと思うので、資格はそこまで必要ないと思っていますが、持っておくとスキルの証明になるものとして1点上げておきます。
PHP技術者認定では基本的なPHPの使い方から、マルチメディアの処理、クロージャー、リフレクション、APD/Xdebugなどの内容が問われます。最近ではWeb開発をする上でPHPを使わないケースも有るかと思いますが、統計によると80%のサイトがPHPを利用してサイトが作られているというデータもあるので、持っておくと有利になると思います。
【データサイエンティスト向け】統計検定準1級/E検定
データサイエンティストは最近様々なところで需要が高まってきている分野です。特に大企業のように多くのデータがある会社では、データをどのように使っていくかが事業の分かれ目です。
統計検定準1級
こちらはJSSCという団体が出している資格で、統計検定1級はかなり学術的な内容も多く、大学数学を真面目に学んでいても論述形式のため難易度がとてつもなく高い資格ですので、今回は選択式である準1級をおすすめします。
統計検定準1級は選択式の問題で、大学数学を勉強した後、自己研鑽をすれば20代で取れる資格になっています。試験内容としては確率、統計的推測、マルコフ連鎖と確率過程の基礎、回帰分析、分散分析と実験計画法など、分野が広いですが、データサイエンティストとして仕事をする上で必要な理論ですので、ぜひ受験してみてください。
合格率 | 平均合格年齢 |
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20%前後 | 不明 |
E検定
E検定は日本ディープラーニング協会という団体が出している資格で、主に応用数学・機械学習・深層学習などの内容が問われます。もう少し一般化されたG検定という資格もありますが、G検定は選択式の問題のみですが、E検定では試験の中に実装をする問題があります。
昨今では機械学習を利用してデータを予測するといったことが必要になってきており、実装出きる力が試される試験ですので、ぜひ実装力をアピールするためにデータサイエンティストとして受けておきましょう