最新ITニュース https://techgrowup.net エンジニアを強くする Sat, 31 May 2025 06:35:58 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.8.3 https://techgrowup.net/wp-content/uploads/2021/05/hp-icon-150x150.png 最新ITニュース https://techgrowup.net 32 32 実際に行ってきました!大阪万博2025の日記 https://techgrowup.net/expo-2025-osaka-0526-review/ https://techgrowup.net/expo-2025-osaka-0526-review/?noamp=mobile#respond Sat, 31 May 2025 06:32:49 +0000 https://techgrowup.net/?p=2852 日記

5月25日に観光を兼ねて大阪に前泊しました。翌日の万博に備え、梅田エリアのホテルに宿泊しました。
5月26日は万博の入場を11時に予約していたので、朝10時頃に梅田駅からOsaka Metro中央線のコスモスクエア駅経由で夢洲駅へ向かいました。

10時40分ごろに夢洲駅に到着しましたが、東側ゲートはすでに大混雑。早めに入れるだろうと期待していましたが、実際は1時間近く待たされ、入場は11時30分頃となりました。

入場後、万博の会場構成を把握していなかったため、まずは中央に位置する「大屋根リング」近くまで歩きました。途中、東ゲート付近にはNTT、パナソニック、三菱などの民間企業のパビリオンが並び、大屋根リングの内側には各国パビリオンやイベントエリアが配置されていました。

万博公式アプリの「会場マップ」がとても便利で、自分の現在地や各パビリオンの位置がリアルタイムで確認できました。以下のサイト上でも利用できるのでこちらでも可能です。

EXPO 2025 Visitors
EXPO 2025 Visitorsは大阪・関西万博の来場者向け公式ポータルサイトです。会場マップ、パビリオンやイベントの最新情報などを提供しております。

人気の国別パビリオンはどこも長蛇の列だったため、まずは比較的空いていた「コモンズA」に入りました。ここではサモアやイエメンなど、普段馴染みのない国々の展示を楽しめました。

次に大屋根リングに登りましたが、当初は1周するつもりが、あまりの人混みと想像以上の大きさに途中で断念しました。しかし上から眺める会場全景は非常に美しく、ぜひおすすめしたいスポットです。

リングを降りた場所にバングラデシュ館があったので訪れました。日本と似た国旗に親近感が湧きました。またドラゴンボールのイラストなどが展示されており、日本のアニメ文化の浸透を感じました。隣接していたセネガル館も訪れましたが、さらに隣のエジプト館は1時間待ちだったため諦めました。この時点で13時ごろでした。

予約していた三菱館の時間が迫ったため、会場の反対側の東ゲート付近まで急ぎました。徒歩で15分ほどかかり、万博の敷地が想像以上に広いことを実感しました。
三菱館では写真撮影禁止でしたが、深海から宇宙までを旅する物語仕立ての展示がありました。特にプラネタリウム形式の映像展示が印象的で、ISSへの物資輸送や衛星打ち上げの情報に加えて、火星探査機の展示が興味深かったです。

その後、カタール館とアラブ首長国連邦館を訪問しました。日本にはない砂漠文化に触れることができ、非常に新鮮な体験でした。ここで15時を過ぎていたため、ポルトガル料理の「ビファナ弁当」を購入しました。サンドバーガーのような食感で、日本ではなかなか味わえない美味しさでした。

最後に、予約していた「空飛ぶ車パビリオン」へ行きました。実際の空飛ぶ車の座席に座って記念撮影ができ、映像シミュレーションで空中飛行体験もできました。個人的にはヘリコプターとの違いを実感できませんでしたが、未来の可能性を感じることができました。

帰りの飛行機の時間が迫っていたため、近くのトルコ館とモザンビーク館を訪問してから会場を後にしました。

全体として非常に楽しく、再訪したいと思える万博体験でした。特に夜の景色を見逃したことが心残りで、次回は新幹線で夜までゆっくり過ごす予定です。予約システムの混雑もありましたが、10月のリベンジで再挑戦したいと思います。

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Google I/O 2021 Firebase 最新情報まとめ https://techgrowup.net/google-io-2021-firebase/ https://techgrowup.net/google-io-2021-firebase/?noamp=mobile#respond Fri, 21 May 2021 11:50:45 +0000 https://techgrowup.net/?p=758 はじめに

 本記事ではGoogle IO 2021で公開された、Firebaseの最新情報について、まとめた記事になります。本記事から若干変更されている可能性があることを、ご了承ください。
 また、Google I/OのKeynoteのまとめも公開していますので、ぜひ見てみてください。


 

Firebase Emulator Suite

 Firebase Emulator Suiteは自分のローカルマシンで、Firebaseのバックエンド製品をデータに干渉せず、コストを掛けずにエミュレートすることが可能になるツールです。
 今回、Firebase StorageもEmulator Suiteに加わったことで、バックエンド製品を全てカバーしたことになります。Stoage Emulatorを使用することで、アップロード、ダウンロードを本番環境と同じようにすることが可能になります。

 さらに他のEmulatorとシームレスに連携することができるので、Firebase CloudFunctionsをトリガーにすることが可能になっています。Firebase Emulatorを使用するには、Firebase CLIをダウンロードして、ローカルマシンで起動するだけで利用可能です。

App DistributionでAndroid App Bundles(.aab)のサポート

 App DistributionはiOS/Androidアプリを配布することができる機能で、事前に配布しておくことでユーザーの反応得ることが可能になります。今回、App DistributionでAndroid App Bundles(.aab)のサポートが発表されました。
 .aabファイルについては、以前の記事で解説していますので、ぜひ見てみてください。

App Check

 今回新しく発表されたサービスで、アプリに対してのセキュリティ機能で、サービスへのアクセスを保護するための機能で、現在ベータ版としてリリースされています。Google I/Oでは着信トラフィックがアプリから来ていることを、資格情報を通じてチェックすることで、不正なアクセスを保護できる事例が紹介されていました。

Firebase Extensions

 

Analyze Toxicity with Perspective API

 これは掲示板などを提供している場合に、全てのコメントや提案に対して分析をすることができるツールです。機械学習を利用して、開発者がどのコメントや提案に注力すべきなのかを分析してくれます。逆に意味のないアンチコメントや嫌がらせのようなコメントは、不必要なコメントとして定義されるようです。

Search with Algolia

 これは検索機能をより効率的に簡素化させるための機能で、データベースにインデックスを付けることができ、アプリに検索機能と検出機能をより早く追加できます。また、Cloud Firestoreのデータが更新された際に、自動でインデックスを更新する機能も付いています。

Manage marketing with Mailchimp

 Mailchimpとは、電子メールを用いたマーケティング技法であるメール広告サービスの自動化プラットフォームです。こちらを利用することでパーソナライズされたメールを、個人情報なども含めて、顧客に送信することが可能になります。(Send Messages with MessageBirdと連携が必要)

Send Messages with MessageBird

 MessageBirdsではWhatsAppやTelegramなどのメッセージアプリと連携して、メールやチャットを送信できる機能です。メッセージの内容はCloud Firestoreのコレクション似保存することができ、チャットの内容はMessageBirdsアカウント上のダッシュボードで確認することが可能です。

Firebase Crashlytics

 Crashlyticsはアプリのクラッシュを監視することができるサービスです。カスタムキーを利用することで独自のクラッシュを監視することができ、今回カスタムキーの検索機能とフィルタリング機能が追加されました。これを利用することで、全体のクラッシュ傾向などを確認できるとのことです。

 また、ゲームアプリにおいてのクラッシュについてもリリースがあり、Crashlytics NDKおよび、Unity製品の改善が図られたことで、クラッシュ時のトレースがより詳細に可視化され、GPU、DPI、解像度などのデータも追加されました。

Firebase Performance Monitering

 FIrebase Performance Moniteringはアプリのパフォーマンスを監視するためのサービスで、今回ダッシュボードUX(ユーザーエクスペリエンス)の向上が図られました。一元管理下されたダッシュボードで、ネットワーク速度、カスタムトレースなどを確認することで根本的な原因を突き止めやすくなります。


 また、さらにパフォーマンスデータがリアルタイム(Real-time data)で監視することが可能になり、リリース時、新機能の更新、試験時などにリアルタイムのデータを取得し、開発速度の向上を図ることが出来るようになりました。

Firebase Remote Config

 Firebase Remote Configはアプリの構成や設定を細かく制御できる機能です。今回、Remote ConfigのコンソールUX(ユーザーエクスペリエンス)を改善し、パラメータをより詳細に見ることができ、各設定を変更しても安全かなどの指標を確認することが出来るようになりました。
 また、リリースフローの見直しを測り、Remote Config A/Bテストの実施後の結果表示が、より適切に整理・要約・視覚化されました。

 そして、最後に機械学習を利用してアプリのUXやパフォーマンスをパーソナライズ化出来る機能をりりーすることを予定しているとのことです。

最後に

 2021年後半にはさらなるリリースが控えているとのことで、楽しみに待ちましょう!!

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【Flutter 2.2 正式リリース】 Google I/O 2021 最新情報まとめ https://techgrowup.net/google-io-2021-flutter/ https://techgrowup.net/google-io-2021-flutter/?noamp=mobile#respond Thu, 20 May 2021 13:05:21 +0000 https://techgrowup.net/?p=708 はじめに

 本記事ではGoogle IO 2021で公開された、Flutterの最新情報について、まとめた記事になります。本記事から若干変更されている可能性があることを、ご了承ください。
 所々に筆者の感想も記載していますので、ぜひ見てください!
 
 ちなみにGoogle I/O 2021の1つ目のプログラムのKeynoteについては下記記事でまとめていますので、こちらも見てみてください。

Flutterについて

Flutter2の紹介

 Flutterは現在Flutter2が安定版としてリリースされており、従来はモバイルプラットフォーム向けとして、iOS,Androidアプリが開発できるものでしたが、Flutter2からはWebがサポートされるようになり、ブラウザ用のアプリも開発できるようになっています。

 また、ベータ版としてDesktop向けも開発できるようになっており、Windows,MacOS,Linuxも既存のFlutterソースコードで開発・テストができるようになっていました。

 FlutterはDartという言語で書かれ、Null Safetyの仕様のためバグを減らすことが可能になります。また、アプリサイズの縮小化、実行速度の向上を図る事が可能なものとなっています。

Flutterの発展

 Flutterコミュニティは急速なスピードで発展を遂げており、現在Google Play上に20万を超えるアプリがリリースされているそうです。

Google IO Flutter Google Play Apps


 例えばスーパーアプリとして歯医者、支払い、食品配達、金融サービスを提供している、GrabというアプリでFlutterが導入され、GrabMarchant,GrabDriverのアプリエンジニアによると、開発時間が3分の1にまで短縮されているようです。


 続いて、BMWが開発している、MyBMWアプリとMINIアプリもFlutterで作られており、総勢300名のFlutterエンジニアがFlutter/Dartで開発をしており、世界最大級の開発チームとなっているとのことです。

Google IO Flutter BMW app


 さらに最近ではWeChatもFlutterでの構築を進めているとのことで、WeChatのエンジニアによるとフレームレートの向上、メモリ使用量の向上を達成し、開発時間も25%ほど短縮できているため、新規機能開発のスピードがあげられているとコメントしています。

Flutter使ってみたい!!!

Flutter2.2

 Flutterは数ヶ月前にFlutter2を発表してから、改善をし続け、今回新しい安定版となるFlutter2.2をリリースすることを発表しました。Flutter2.2では品質と生産性の向上に重きをおいており、多くの新機能があるわけではありませんが、アプリを構築する時に強固な基盤(プラットフォーム)を提供するそうです。
 具体的には、パフォーマンスの改善、テストインフラの強化、型エイリアス機能の拡張、Null Safetyの拡張、デベロッパーツールの拡張です。

Flutter - Build apps for any screen
Flutter transforms the entire app development process. Build, test, and deploy beautiful mobile, web, desktop, and embed...

Google IO Flutter 2.2

インフラの改善

 まずインフラ環境の改善ですが、半年で6000以上の問題を改善し、ビルドを安全に保てるようにプロセスを徹底的に見直したようです。またテスト対象のデバイスアーキテクチャを2倍にし、5つのオペレーティングシステム、4つのブラウザベンダーを対象にしたとのことです。また、Googleのエンジニアリングチームでは30以上のチームで、Flutterコードを修正するときには数百万行ものコードをテストしています。
 

 これらの成果として、Google Payの最新バージョンでは起動時のメモリ使用量を削減したほか、全体的なパフォーマンスの向上、データベース初期化にかかる時間、レンダリング速度の向上に繋がったとのことです。Google Payチームが他チームと協力することによって、iOSを対象とする全てのGoogleアプリでは起動時の表示速度が3倍にもなっていると紹介されています。

Google IO Google Pay enhancement

Googleのエンジニアの規模の大きさが凄い!!


Dartの改善

 続いてDart言語の改善について、Flutter2.2に付随してDart2.1.3では型エイリアスを共通化し、関数と関数以外の両方を含むようにすることで、短くわかり易い名前を長く複雑な方にもつけることが出来るようになったとのこと。
 また、Null Safetyについては、Google Playの上位1000のアプリのうち80%がNull Safetyを導入しており、今回のFlutter2.2からはNull Safetyをデフォルト設定にしました。

Google IO Flutter dartの改善

Flutterの改善

 Flutter自体はプラットフォームのサポートを継続的に改善していますが、Flutter Webでは再読み込み時のPWAのキャッシュ動作を最適化し、ドラッグなどのマウスイベントも改善してきたとのことです。事例としてSunnyPlaceというゲームでは従来のモバイルから、Web版が開発され、CanvasKit RendererとBonfireゲームエンジンを利用することでFlutterで開発をしたそうです。Flutterでゲームが作れるとは驚きですね。

Google IO Flutter game

 またFlutterFlowという新しいプラットフォームを開発が進められています。FlutterFlowとはブラウザだけでアプリを構築できるツールで、所謂ローコードツールと言われる類のものになります。これを利用することで、より早くより少ないコードでアプリが作れるそうです。FlutterFlow自体は、Flutter webで開発がされており、Goolge I/Oの中では事例としてメトロポリタン美術館内のアプリが紹介されていました。機能としては作品の検索機能、作品の情報の確認、お気に入りなど一般的なアプリと遜色ないものでしたが、FlutterFlowを使うことで1時間で開発が出来たとのことです!!衝撃!!

FlutterFlow - Build high quality, customized apps quickly!
FlutterFlow lets you build high quality cross-platform apps incredibly fast. Build fully functional apps with Firebase i...
Google IO Flutter Flow
Google IO Flutter Flow app

 また、Flutter2.2からはDesktop版アプリの開発も従来のベータ版から安定版に変更され、Windows,MacOS,Linuxのソフトウェアを作ることが可能になります。更に今後の新しいプラットフォームとしては、AppleのM1、マイクロソフトXboxのようなゲーム機での開発ができるように進めているようです。
 DesktopもFlutter2.2から安定版として設定変更で利用することができ、Windows,macOS,Linux.。今後新しいプラットフォームとしてApple M1とマイクロソフトゲームもできるようになる。

最終的にあらゆるアプリはFlutterで開発できるようになるのか!?

デベロッパーツールの改善

 最後にデベロッパーツールとしては、[Memory[タブに2種類の機能が開発され、メモリリークが発生した際のコードを確認できるツールや、メモリタイムラインにカスタムメッセージを挿入することで、アプリでマーカー機能を使うことが出来るようになっているようです。

 また、MaterialDesignチームと協力して、ガイドラインに拡充やアダプティブデザインの構築などにもサポートが入っています。アプリのマネタイズとしては広告を利用する際のプラグインとして、「Google Mobile Ads SDK for Flutter」がベータ版として利用できます。アップデート情報としては、「GMA SDK for Flutter」ではNull Safety、iOS GMA SDKの最新バージョンのサポート、アダプティブバナーが利用可能になっています。
 ※アダプティブバナーは次世代のレスポンシブな広告のことで、各デバイスの広告サイズを最適化することで、広告のパフォーマンスを最大化することが可能です。

Google IO Flutter GMA SDK


 決済機能についても更新があり、Flutter用の新しい支払プラグインがリリースされ、1つのコードでAndroidではGoogle Pay、iOSではApple Payを利用することが出来るようにるものがリリースされました。今後決済プロバイダーやプラットフォームを拡充していくとのことです。 

Google IO Flutter Pay機能

 また、Apple StoreやGoogle Playでアプリ内で購入できるゲームアイテムや、仮想コインなどに対しては、以前はベータ版としてin-app-purchaseが使えましたが、今回本番用としてリリースすることが発表されました。具体的にはCodeLabなどで確認できるとのことです。

まとめ

 今回はGoogle I/Oで発表されたFlutter最新情報についてまとめてみました。Flutterは既に凄い勢いで使われ始めており、従来のクロスプラットフォームと違い、あらゆるデバイスでUI構築をすることを想定されていますので、今後のエンジニア業界もFlutterが出来る人材が求められるかもしれませんので、ぜひこれを機会に学んでみてはいかがでしょうか。

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Google I/O 2021 Keynote(基調講演)まとめ https://techgrowup.net/google-io-2021-keynote/ https://techgrowup.net/google-io-2021-keynote/?noamp=mobile#respond Wed, 19 May 2021 13:50:50 +0000 https://techgrowup.net/?p=676 はじめに

 本記事ではGoogle IO 2021で公開された、Keynote(基調講演)について、まとめた記事になります。本記事から若干変更されている可能性があることを、ご了承ください。
 また所々に筆者の感想も記載していますので、見てください!

LaMDA

Google IO lamda

 LaMDAとは対話型のアプリケーションで、従来のチャットボットのような単に応答形式でやり取りが可能な音声ロボットではなく、Googleが収集してきた膨大な情報から、実在する人と会話をしているような自然なコミュニケーションが出来るアプリケーションと紹介されています。

 Google I/Oの中では、冥王星についてやり取りをする紹介がされており、LaMDAは質問者からの質問に対して、地形や惑星探査線など既に記憶している情報ではなく、概念を学び、学習したデータを合成して自然な会話を作り上げていました。 

 まだ、Google社内でしか利用されていないようですが、将来的にGoogle Assistant、検索機能、Google Workspacesなどでの会話機能を想定しているとのことです。また、Googleでは昨今AIに関して言われている負の側面として、ロボットが差別や偏見を持ってしまうことも危惧しており、そうしたリスクを最小限にすることを最も優先して開発をしていく方針とのことでした。

Pepperの進化系のような、友達ロボットが出来るのかも!!

Google Map

Google IO google map

 Google Mapでは従来のMapとしての機能だけでなく、周囲を探索できるような機能が開発されています。例えば周囲のお店の情報を調べたり、レストランの混み具合、レビューや店内の写真など多くの情報をライブビューを通して見ることが出来るようになっています。

 また、ARを用いて主要なランドマークや、仮想の道路標識、複雑な交差点をナビゲーションすることが可能になり、目的地まで迷うず行けることができるようになります。さらに、大きな特徴として空港や駅、ショッピングモールなどの室内や建物の中でさえもナビゲーションをしてくれる屋内ライブビューという機能も付いているようです。さらにさらに、Google Mapで朝には美味しいパン屋さんや、夜にはディナーを提案してくれる機能も付いているとのことです。
 来月には東京で利用可能になり、年末までには50の都市で様々な情報がライブビューを通して調べることができるようになります。

Google Mapが執事さんになってくれそうです!

Googel Shoping

Google IO google shopping

 Google Shopingはあまり日本では馴染みがないかもしれませんが、Chromeブラウザでタブを開くだけでショッピングを楽しむことが出来、パーソナライズされたプロモーションや割引を提案してくれるそうです。
 また、購入した商品やカートに入れた商品は、ユーザーの同意無しでデータを送ったりはしないそうなので、個人情報に配慮した設計になっているようです。

Google Photo

Google IO google photo

 Little Patternsという機械学習アルゴリズムが紹介されていました。これは数ある写真をインスタグラムのストーリーのように変換し、思い出を作成したり、似ている景色や物体をまとめてくれるツールになっているようです。また、思い出を断片ではなくストーリーで見ることで、自分の歴史を旅している感覚になれるとのことです。

 また、Cinematic Photosという機能も紹介されており、これはニューラルネットワークという機械学習で利用されるアルゴリズムを用いて、写真同士のフレームを保管することで映画のような動画を作成することが出来るような機能のようです。

Google Photoには現時点で4兆以上もの写真や動画が保存されているそう・・

Android 12

Material You

Google IO material you

 これはAndroid 12から発表されたデザインの概念のことです。Material Youとはあなたのデザインを作るというような意味で、あらゆるアプリ、ロック画面、通知画面、設定、などを画一的なデザインに変えてくれるものです。

 Android 12は今秋にリリースされる予定ですが、まずはPixelに適用され、Web、Chrome OS、ウェアラブルデバイスなどに応用され、最終的にGoogleのあらゆる製品に適用されるとのことです。

 Google I/Oの中では壁紙を例に取り上げており、壁紙に設定した家族の写真から色彩を取得し、ロック画面や通知画面、設定などが壁紙と同じようなデザインに変更され、自分だけのデバイスをデザインしてくれるような内容になっていました。
 また、通知画面ではデザインがAndroid 11から変更され、以前より簡単に返信をしたりすることが簡単になるとのことでした。

プライバシー

Google IO プライバシー

 Android 12ではプライバシーがより強化されるとのことで、プライバシーダッシュボードという機能が開発されました。これはどのアプリが、どんなタイプのデータを、いつアクセスしたかを一元化して見ることができ、このダッシュボードから権限(パーミッション)の管理を簡単に行うことが出来るようです。
 また、Androidのホーム画面などで画面の上からスワイプすると出てくる設定画面の中に、アプリの権限をワンタップでオフにすることが出来る機能も追加されています。


Better Together

Google IO better together

 Better Togetherはスマートフォンと他の製品の連携をより強化したものになります。例えばスマートフォンの近くにChromebookが置かれていれば、スマートフォンをワンタップすることでChromebookのロックを解除できたり、Chrome OS搭載のPCからワンクリックで、スマートフォンの写真や動画にアクセスすることができるようになるそうです。その他にも連携することでたくさんの機能が使えるようになります。

 さらに、スマートフォンから車を操作することも可能になり、例えばリモートで友人に車を貸したい時に、スマートフォンからリモートで車のロックを解除できるようです。現時点ではPixelとSumsungのデバイスを想定しており、車はBMWで使えるようになるようです。

エレベーターもスマホで呼べるようにならないかな

Racial bias in computeational photography

Google IOホワイトバランス

 最後に昨今のジェンダーの議論や人種などに関して、肌の色等にか関わらず、その人にあった素敵な写真を取ることが出来るように、ホワイトバランスを自動で調整するようなソリューションも紹介されていました。

SmartWatch & Wear OS

Google IO wearable

 Googleは次の革新的な製品として、ウェアラブル端末を考えているようです。現在サムスンと共同して開発を行い、バッテリーの寿命、パフォーマンスの改善を積極的に取り組み、スマートウォッチのGoogleアプリの最適化/アップデートを予定しているとのことです。
 また、Fitbitと共同して、健康・医療業界にも取り組んでいきたいとのことでした。

スマホを持ち歩くのではなく、時計1つで良い世界が来るかも

Project Starline

Google IO project starline

 Googleは新たなオンラインコミュニケーションツールとして、Project Starlineというものを進めています。これは、高解像度カメラと深度センサーで複数の視点から人の形をキャプチャーし、複数の視点で外見を撮影することで、これらを融合しリアルタイムな3D モデルを作成することを構想しているとのことです。
 これはライトフィールドディスプレイという3Dディスプレイで表示することができ、オンラインでコミュニケーションしている相手を3次元で捉えることができ、相手の身振りや表情を隣りにいるような感覚で体感できるようになります。現在はオフィスやファミリー向けに対して開発していくことを想定していることのことです。

 また、3Dモデルのデータは毎秒数ギガビットになってしまうので、新しいデータ圧縮方式やストリーミングアルゴリズムを開発しているそうです。5Gも活用できそうですね。

スター・ウォーズの世界がやってくるのか!!!

 Google I/Oで正式リリースとなった、Flutter2.2の最新情報は以下で確認できます!

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